114歳の美女
 「覚えていて下さいましたか」


 智也がときの顔を覗いて言った。
 

 「ええ、忘れておへん」
 「相変わらずお美しいですね」
 

 そう言いながら、向かいの席に智也が強引に座った。
 
 「冗談言わいで下さい。まだ、うちに何かご用でも」

 ときが無愛想に言った。


 「今日は仕事では無く、プライベートで来ました」
 「うちに何のご用どすか」

 「あなたにお会いしたかったのです」




 「生き血を吸いますぇ」





 ときが意地悪そうな表情をした。





 
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