告白【短編】


でも、いらつきは終わらない。
恋の余韻がぶち壊した。
会いたい、と言った、貴方は。
彼女いるくせに。


真っ黒はより黒々と。



何かで言い争いになって。
うちは、本音で言ってって何度も。

いつのまにか、嫌いとかもう会いたくないとか酷いこといってた。
メールアドレスも消した。

関係は呆気なく切れた。すぱん、と。
修正はきかない。



最後に言われたのは




[お前みたいな女、絶対世の中で生きれんわ]



罵ったことと、罵られたこと、二重の痛さ。
我が儘なうちは傷つけたことなんか、あまり気にしなくなっていた。



最後の甘えに、拒否されて、呆気なく散った、想い。
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