秘密な彼女と彼氏②
すると巨大な妖怪が
静かに右手を挙げたと思った瞬間
凄まじい速さで尖った氷たちが
次々に飛んできた。
「わっ!!」
私はギリギリ避けた。
「危なっ!!よし!!」
私は体勢を立て直してから
お札を一枚抜き取り空(くう)に投げた。
「我が名は仙崎桃。
我が名にもって命ずる。
今聖鳥問く出でよ。
鳥門(ちょうもん)よ開け。
我が聖鳥(せいちょう)羅季夢(らいむ)召喚。」
唱えた瞬間まばゆい光がお札から放たれ、
光がおさまってきたころには、
きれいな朱色の聖鳥が
舞い降りてきた。
聖鳥はやがて
朱色の長いストレートヘアに
整ったきれいな顔
紅の色の目をした女性の姿になった。
