幼なじみ

モテ女


雪奈side


次の日。

「おはようございま~す!」

かっちゃんのママに挨拶するあたし。

「雪奈ちゃんごめんね!高校生になってまで雪奈ちゃんに頼っちゃって・・・もう、ホントあの子ったら・・・」

そう言ったママに、首を横に振ってあたしは答えた。

「あたしこそ・・・かっちゃんに自転車乗っけてもらってるので・・・じゃあ、かっちゃん起こしてきますね~!」

そう言って、あたしはかっちゃんの部屋に上がってく。

「かっちゃん、入るよ!」

ベッドの中には、まだすやすやと眠っているかっちゃん。

「かっちゃん、起きて!」

と、体を揺すりながら言ったあたしは、次の瞬間・・・
かっちゃんの腕の中にいた。

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