君がいた奇跡
「ハル、戻って来てよ……」





答えはもう、ない。




「ハル! 」




扉が開く。




結衣だった。



結衣は眠っているハルの姿を見て、深い悲しみの表情をした。





「午後7時23分、ご臨終です……」



医師は時計を見ながら、言った。




「力足らず……
すみません」



「ありがとうございました」




結衣と陽子さんと深く頭を下げた。
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