君がいた奇跡
次の日から、翔と頻繁に会うようになった。



翔の温厚で優しい人柄に私はどんどん惹かれていった。



このルックスに朗らかな性格。


きっと美人の彼女がいるんだろうなと思っていた。



「彼女っている? 」


かなり唐突に聞く。





「好きな人はいるけど、彼女はいない」



翔はいつもの笑顔で言った。




翔の好きな人。



きっと素敵な人なんだろうな。
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