放課後の視聴覚室は密の味
余韻を残すように、ゆっくりと瞼を開ける奈菜は、また儚げに微笑む。
そんな奈菜の姿に僕は
僕たちの永遠を願う……
「奈菜?」
「なに?」
今度はあどけない表情を見せる奈菜。
僕は奈菜の長いサラサラな髪を指で梳く。
子どものような顔を見せたり
大人の表情を浮かべたり
コロコロと変えるその表情も
サラサラと揺らす髪も
奈菜の瞳に映るもの
奈菜の躰の全部。
奈菜を作り上げるその全てを……
僕だけのものにしていいか?