~insanity~三条 水樹の狂喜

依頼者

ふわりと香る、アールグレイの香り。

「ようこそ。僕は、何でも屋、三条 水樹です。お客様のお名前をお聞きしてよろしいでしょうか?」


先ほどの彼、水樹とは思えない。
一人称もかわっている。

柔らかい、好青年だ。


「……。星野 優理花。」

彼女、優理花は、水樹の顔をしばらく見た後、呟く。25,6くいらのOLだろうか。


「…信じられない?僕みたいな、人が‘何でも’する、何でも屋なんて。」


水樹は、クスクス笑う。
それに対し、優理花の方は、戸惑いの顔色が見えている。


それはそうだろう。
三条 水樹という男は、日本人離れした、美しい容姿なのだから。

綺麗な光輝く銀髪に、吸い込まれそうな、切れ長のブルーの瞳。
長く伸びるまつげに、高い鼻。
薄い唇。

そして、細身だか筋肉のある体に、175~180前半くらいの長身に、長い手足。
10代後半~20代前半くらいだろうか。


街中を歩いたら、皆振り向くだろう。


「…すみません…。」

優理花は呟く。


「気にしないでください。いつもの事です。それでは、優理花さん。…依頼とは?」


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