私が知らなかったあいつの正体
それから気づかないうちにまた眠ってしまった

目をあけると私はまだ尋の膝の上で抱えられていて
何故か私は尋の首に手を回していた
私はそれに気づきいっきに体温が上昇

尋は私が起きた事に気付き

「おはよ、寝れた?」

顔を覗きこむように聞いてきた

おはよじゃなーーーい!

わたしはすっかり元気を取り戻して尋の膝の上から飛ぶ様に下りた

「ははっさっきまで ぐったりしてたくせに」

尋は笑いながら私を見た

私はそれが恥ずかしくなってその場にしゃがみこんで

「尋のばか!」

って叫んだ

でも尋はそれを面白がる様に私を見て

「本当はもっともっとしてやりたかったんだけど?」

余裕な顔して言っていた

はー?あれ以上にもっともっとって
私気絶する!





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