I love you.【更新休止、詳しくは感想ノートへ】




8月になり、何日か経った。


昼間は雲一つ無い晴天で、蝉が鳴き喚く。


だけど朝方は"清々しい"という言葉がぴったりなほど、澄んだ空気で気持ちが良い。


俺は愛犬のそらを連れて散歩をしていた。


いつもの散歩コースの、莉緒奈ちゃんと初めて会った公園に行くと、偶然にも莉緒奈ちゃんがベンチに座って缶ジュースを飲んでいた。



「莉緒奈ちゃん……?」

「……あ、日向君。おはよう」


「おはよ」




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