珈琲の香り
そんな風に思ったら、スッキリしたよ。

お前への気持ちもはっきりした。


ちゃんと話そう。

風花のことも、お前への気持ちも全部。


あの靴はお守りみたいなもんだったんだ。

一歩、前へ踏み出すための。



………そこにお前、あんな格好で来て、しかも足も痛そうで。


あの靴持ってきてよかったって、ホントに思ったよ。

お前の足にぴったりだったみたいだし。


風花が戻ってきたみたいだった……


そう思っていたことを見抜かれたみたいに、安藤さん……お客さんな。あのときの……

先に言われてさ……

スゲー………動揺したよ。


違うのにな……

お前と風花………

違うのに、戻ってきたって………



そしたらさ、なんか動揺して……


あのときは大きな声だして悪かったな。

驚いただろ?


でも、お前を風花の墓に連れていって良かったって思ってる。

ちゃんと風花の前で、お前に言いたかったから。




好きだって……



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