LAST GAME
Prologue
手渡されたのは僅かな食料と水。
そして、一つの武器とコンパスと、地図。


バトルロワイアル、ではない。
でも、確かに殺し合いを求められる、ゲーム







長い、長い休みを利用して行われる
一部のみぞ、このゲームの詳細を知る。








『 生きたいなら、躊躇いなく…、殺せ 』





戦いを強いるような言葉。
政府はこのゲームの傍観者。
殺しあわなければ楽しくないんだ。



このゲームの目的の一つは



“政府の暇つぶし”



でもあるのだから。




私たちに



“逃げる”




と言う選択肢はない。





ただ、目の前に広がる狂った狂った


絶望的な暗闇が広がる




“地獄”という名のゴールへと広がっているのだ。


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