罰ゲームから始まる恋

あ、そーいえば……

「た…高梨蓮…さんはいつからココで待ってたんですか??」


私は恐る恐る聞いてみた

かなり待たせちゃってたら悪いよね…


「ちょっと!!フルネとかまじやめろよ(笑)蓮でいーよ!!俺のコトは」


あ、そっか。

フルネで呼ばれるとか普通嫌だもんね。

…でもいきなり下の名前を呼び捨てはなぁ〜…


「…じゃあ蓮くんで。
私のコトもちゃん付けとか止めてイイですよ?」

なんか妃ちゃんとか言われるとくすぐったい気分になるからね。


「そっか!!じゃあ妃って呼ぶね。あと敬語も禁止ね?同い年なんだから。」


あちゃー…
ちゃん付けされないはされないで呼び捨てとかなんか恥ずかしい…笑


「わかりました!!…じゃなくて、わかった!!
…んで…いつから私のコト待っててくれたの??」


私は一瞬本題を忘れそうになってしまったので
本題に戻す。


「うーん……かれこれ1時間くらいかなぁ〜
妃ちゃん…じゃなくて、妃が早くきちゃうと会えないし、早めにきてみたんだ」



…………えぇぇえぇ?!
うそっっっ?!

私そんなに待たせちゃってたの?!


「ご…ごめんなさい!!そんなに待たせちゃってたなんて…!!」


私は全力で謝った。
土下座する勢いだったと思う。


「いやいやいやいや…!!
そんな謝んないでよ!!勝手に待ってた俺が悪いんだから!!」


いやでも申し訳なさ過ぎる…!!


すると彼は時計をちらっとみた。
「…やっべ!!話し込んでて時間忘れてた!!もうすぐでチャイムなるよ!!早く行かなきゃ!」


え?!
もうそんな時間?!

彼と話しているうちにそんな経っていたなんて…


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