夏休み




俺は一瞬、自分の身体に電気が流れるのが分かった。





目の前にいたのは兄さんではなく………。
















頭に変な角が生えた俺と同い年くらいの少年が立っていた。






「やっと起きたか…」




誰……?なんで頭に変な角が?なんで裸足なんだ?なんで俺に話しかけてるんだ?





俺はパニックになった。



しばらくすると、少年はため息をついてこう言った。









「俺の事、助けてくれない?」










意味が分からない。
















< 13 / 45 >

この作品をシェア

pagetop