空にアセ、土にナミダ。



一緒に救急車に乗り込むと、落ち着いて処置を施していく隊員を見ているうちに、俺もおちついてきた。

「親御さんに連絡を、、、」

「あ、俺がやります」


病院について、アイの親に連絡をいれる。
俺も、呼ばれるだけ呼ばれて、事故の様子を知らなかったのだが、相手の車の信号無視なんだそうだ。


病室に戻ると、命にまったく別状がなかった、たくましい女が寝息を立てていやがった。


「ばーか」


握った手が暖かかったことに、心から安心した。



< 14 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop