先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
「ただ~いま~」
私の部屋の床の振動を通して、
玄関のドアが開いて
バタンと閉まる音が聞こえてくる。
数々のののしり言葉に
非常にゲンナリして疲れ果てた私は、
顔もあげずに転がっていた。
私はいつも通り、
勝手にお風呂に入ったし、
適当に夜食も食べたし、
仕事から帰ったお母さんは、
私に用はない・・・はずだった。
「ちょっと、こずえ~~!!」
どんどんと
足を踏み鳴らすようにして
『怒ってるんだからアピール』をしながら、
お母さんが階段を上がってくる音がした。
「一日中家にいるなら、なんで洗濯物も取り込んでおかないの!!
雨でぐちゃぐちゃになったまま掛かってるじゃない!」
言われて体を起こして
反射的に窓の方を向いたけれど、
くもりガラスの
私の部屋の窓からじゃ、
雨が降っているかどうかなんて確認できない。
大音量で
テレビをつけてる私の部屋じゃ、
雨の音なんて聞こえてこない。