《夕日塔番外編》 想いの裏側

-直次Side-

超が付く程マジメで、困ってる人がいると見境無く突っ走る女。


ただのケンカ友達だったハズなのに………


いつの間にか、変わっていたんだ――――…


―――――――
―――――…


「宮迫ぉ!!国語のテスト、何点だったっ!?」


ある同い年の女の子が、オレのクラスに乱入して来る。


その子が現れた途端クラスメイト達がオレに注目し、ちっちゃくため息をついた。


「………95点だけど?」


ピラッと返されたばかりのテスト用紙を、女の子に見せる。


女の子はオレのテストの点数を聞くと、ガックリと肩を落とした。
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