花蓮【完結】
「おー、佐緒里。後、信司に拓斗じゃん」


今、信司って言った?
信司って…総神會の総長信司?


「おー朱美。相変わらず、いかついな」

「何それ、喧嘩売ってんの?拓斗」

「こえーこえー」

「さすが、特攻隊長」


男二人で朱美さんを茶化すと、朱美さんが二人を一発ずつ殴る。


「あ、信司。二人はうちの新入り。
菜々美と、都ね」

佐緒里さんが私と都を紹介する。
私と都はぺこりと頭を下げた。


「俺、信司。んで、こっちは拓斗」


信司さんも軽く自己紹介をしてくれた。


「あの」

私は信司さんに思い切って、声をかけた。


「ん?」

「…信司って…総神會の信司さんですか?」

「あれ。菜々美ちゃん。俺達の事知ってるの?」


吃驚した顔を見せる信司さん。
やっぱりそうか。


「信司ってやっぱ有名なのなー。俺も総神だからね、菜々美ちゃん」

拓斗さんが自分の事を指差しながら、笑った。


「はい」


頷くと、拓斗さんは満足した様に腕を組む。
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