花蓮【完結】
―――――――………



麻美ちゃんを送ってから家路に向かう車中、俺はずっと麻美ちゃんのことを考えていた。


麻美ちゃん、何であんな頑なに男拒むんだろうなあ。
多分、元彼だよなあ。

でも、麻美ちゃん可愛かったなあ。
まじ拓斗に感謝しねえとなあ。


俺、本気になりそうだ。




まじで最初はかるーい気持ちだったけど、あの興味ない態度に過去がありそうな感じ。

それに花蓮を大事に思う姿勢。

なんか、今時あんな子いないっしょ。


ギャルとか、もういいや。


俺、あの子がいいわ。



家に着くと、俺は麻美ちゃんにメールを送る。
家に着いた、おやすみって簡単なメール。



返事が来ないってことは寝ちゃったのかな。


ま、いっか。
気長にアピールしてこっと。



明日、俺も仕事だし寝ないと。
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