花蓮【完結】
隣にいる信司をちらりと見ると、信司も私を見る。


いかにもヤンキーな見た目で、にっこり笑うと笑窪が出来るそのギャップ。




ツンツンしてるようで、でも本当は優しくて。




夜も上手だし、相性ばっちりだし。


今までのどんな男よりも最高だ。






それに総神のアタマだっつうんだからもう、何も言うことはない。






麻美が羨ましいとは思うけど、やっぱり私にはこの人が一番だとそう思った。






「麻美ちゃん、泣かされないといいけどなあ」


「あー麻美なら哲さんのこと泣かしそう」


「ぶは、確かに」





これから本当にそれが現実になることを、まだ誰も知らなかった。






何も知らない三人はどっと笑った。




その時、麻美は哲の車の前にいた。
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