プレイボーイとのラブバトル?②短編
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その夜のこと。
お風呂からあがると知らないアドレスから
メールが来ていた。
『ちっす。帰りの石川健也ですっ♪
愛梨ちゃん今日は友達になってくれて
ありがとうっ♪愛梨ちゃんのアドは
3組の奴から聞きだしました☆
これからたっくさんメールしてね?』
なっ...何なのこれ!?
誰よ、勝手に私のアドレス教えた奴!
こんなメール削除してやるわあ!
そう思っていざ削除のボタンまで
いったけど...何故だか押せない。
何なの、この気持ち─.....?
私は携帯をベッドに投げて髪を
くしゃくしゃにする。
「もう~!意味わかんないっ!」
どうしたのよ。私!
チラッと携帯をみた。
自然と頬が上にあがる。
「...別に友達だしいいよね...?」
私はソッと携帯をとって
アドレスを登録した。
【石川くん】
健也っていれるのはなんだか
変なカンジがしたから...名字にした。
そして何十分もかけて石川くんに
送ったメール。
打ち終わると疲れてすぐに
寝付いてしまった。
『遅くなってごめんなさい。
メールありがとうございます。
登録しておきました。』