プレイボーイとのラブバトル?②短編
「いまからあたしに
つきあってよっ♪最近ずっと
暇してたんだからさー」
俺はまだ何も言っていないのに
俺の腕を掴んで歩き出す梨絵とやら。
「ちょっ、待てよ!俺これから
用事あんだけど。」
「じゃあ、あたしもついてくーっ♪」
ブリブリした雰囲気が俺を
イラつかせる。
「...悪いけどお前と行く意味なんて
ねえからいかねえよ。」
「いいじゃーんっ!」
「うっせえな!」
「...んきゃっ!」
勢いよく梨絵を押したせいか
梨絵は床に転がっている。
...めんどくさい女だ。
「...ん。」
「え...?」
俺は梨絵に手を差し出した。
「...手貸してやるからもう俺に
つきまとうなっ!」
梨絵は口を尖らせて少し考えてから
俺の手を握った。
そしてそのまま俺を引き寄せる...。
「っ.....?」
「ふふっ、つきまとわなければ
何したっていいでしょ?」
俺はおもわず唇をおさえる。
まだ残っている感触。
生暖かくて少し体がゾクッとする。