プレイボーイとのラブバトル?②短編
健也Side
「なーあ、誠司も一緒に行こうぜ?」
「結構。てか今金ねえから1人で
行けっつうの。」
「ちぇっ!」
最近美容室に行っていなかったし美容室に
行く事に決めた俺。
愛梨ちゃんにも髪型変わったの
気づいてもらいたいし...。
すっかり2月になって
愛梨ちゃんと俺も良いカンジの友達に
なってきた。
メールもしたら返信もくるし
後少しってカンジか.....?
「じゃ、俺これからバイトだから
行くな。」
誠司は俺を置いて教室から出ていこうとする。
「はぁ?お前バイトなんてしてたか?」
「してた。この間バカ女に金使わされて
今サイフすっからかんなの。
アイツ超むかつく!あ、やべっ!
じゃあなっ。」
「おい、誠っ.....。」
誠司はものすごいスピードで
教室から出て行った。
俺は髪をくしゃくしゃにして
教室から出て行く。
─階段で運転手に連絡をいれて歩き出そうと
したときだった。
「ねぇ、健也ぁ。最近なんで付き合い
悪くなったのぉ?」
「んあ...?」
上目遣いでブリブリした雰囲気を
ただよわせて近づいてくる女。
たしか名前は梨絵.....?
「何?これから用あんだけど。」
「健也、最近メールしても無視するから
もうやーだっ!たまにはさ...チュッ。」
「は?」
頬に感じたぬるっとした感触。
俺は頬をシャツで拭く。