…+*狼×狼@Cafeteria*+…



「…いったぁ〜。」



額を痛そうに摩ったかと思うと

ガッと俺の方を見上げて、



「…な、なにするんですか、いきなり!



……っ、とゆーか、わたし あなたのこと、

口利きたくないくらい怒っているんですけど!」



思いっ切り睨みつけてくる彼女は

いつもの彼女に戻っていて…



でも、彼女の瞳の奥は、いつものようには冷め切ってなくて……




だからだろーな?


「さっきの、もしかしてファーストキスだったりすんの?」



二人の関係を拗らすかもしれないことだなんて知ってっけど


自然と口をついて、出て来た言葉は、それだった………




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