二重人格神様



「ほ、ほら、神様でもよくあるでしょ?手を出さないって何回も言って二人きりになるけど、実は手を出す気満々ってやつ」



「……」


「そんな感じ」


アレスの目をみて言えば、アレスの顔がカァッと赤くなった



「…え?」


「し、しません!!それより、早く脱いで入って下さい!!」



「…!?」



え…怒った?


いつも優しく話すアレスの初めて聞いた怒り声
にビックリしてしまうと彼はプイッと私に背中を向ける


どうしよう、思っちゃったいけないけど可愛い
。仕方がないから、言うこと聞くか…



「わかったよ…脱ぐ…よ」


「……は…ぃ」



でも、なんか緊張するな…


アレスの背中を見ながら脱ぐって



そんなことを思いながら、私は服を脱いだ






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