二重人格神様




ーーーー…



「…はぁっ」



数分後、フェイランさんと別れたあと一人、海鈴さんの部屋に向かい歩いていた



まったく…フェイランさんってば、どうして私と海鈴さんの関係をいつもいやらしく言うのだろう


ここに来たときから、それは変わらない。


フェイランさんの言うようなことは全然してないのに。


ま、まぁ、キスはしたけど、それ以上は…してないし…きっと、他の花嫁さんたちを抱いたように私もって思われてるんだろうな



からかっただけ、なんていいながらも内心はさ



「…はぁっ」


海鈴さんと、私が…なんて、ないよ。私は海鈴さんが好きだから、もし本気で誘われたら断れない


でも、海鈴さんは抱かないって宣言したわけだし…


「…」



って、なにを考えてるんだろう、わたしは!



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