年下の不良くん
「おぉ、全然問題ないぜ
超、ピンピンしてるよ
心配かけてごめんな??」
そう言うと、私の頭をポンポンとした
なんだか、優しいお兄ちゃんにしてもらってるみたいだな
「ふふっ、それなら良かった
無理したらだめだよ??」
「サンキュ」
そんな事をしていると、もうマンションに着いてしまった
「お、着いたな
じゃあな、寒いから風邪ひくなよ」
「うん、ありがとう
田口くんこそ、風邪ひかないようにね
部活頑張って」
「ありがとな」
そう言って、自転車に乗り帰って行った
私もマンションに入り家に入る
今日は翔くんは家には来ないと放課後聞いていたので、私は適当に晩御飯を済ませて、寝ることにした
すると、突然鳴り響く、ケータイ
誰だろう、とディスプレイを見ると、翔くんからだった
こんな時間に電話なんて、どうしたんだろう??
「もしもし、翔くん??」