幸せになりたい
「琴音?泣いてんのか?」

『違う…』

「俺言いすぎたか?わりぃー。
 初めてだよ、こんなこと言うのも…
 俺だけみてろなんて…なんだろうなこの感じ…」

『ばか・・・』

「ばかで結構だよ。
 琴音は俺だけみてればいい…」

『もう…』

「ははは…お前が、琴音がほしい…」

私は素直に首を縦にふった。

そして、二人は立ち上がり、店を後にした。

向かった先は健太郎の部屋。
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