幸せになりたい
「もう…会うなよ。電話かかってきてもでるなって言うか…
 携帯解約しろ。
 
 俺が新しいの買ってやるから…
 そして、最初に登録するのは俺にしろ。いいな…」

『健太郎…』

「初めて呼んだな。俺の名前…
 琴音は俺の名前だけ呼んでればいいんだよ。なっ」

なんて俺様な発言なんだろう。
こんなこと今までの男に言われたら、即効帰ってたわ。
でも、今の私おかしい…

その言葉に安心する…
なんて言うか…守られているって気がする…

私は、健太郎の胸に頭をあずけた。

「琴音も可愛いことすんだな。
 俺もお前でいっぱいになりそうな気がする…」

健太郎は私の頭をやさしくなでてくれた。

この安心感・・初めてだ。



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