Buring&Love
あたしのほうが先に降りて、
資料室に向かう。
ガチャ―――――
当たり前だけど、誰もいないそこは
薄暗くて少し怖い。
電気をつけて、
お目当ての資料を探す。
(このブックマークだから、たしかここに・・・)
うん!あった!
前も一度これを探したことがあったから、
すぐに見つかった。
急いで、また社長室に向かう。
(ん?通知書?なんのだろう・・・。)
「社長、先程の資料お持ちしました。
こちらでよろしいでしょうか。」
『あぁ。ありがとう』