Buring&Love
じゃないと、彗が駄目になっちゃいそうで、
あたしは怖いよ。
―――――。
「すい、おきて?」
『…。ねむぃ。』
もう、この次だから、
なんて告げれば『もう、そんなに?』なんて驚く彗。
ふぁーとけ伸びをし、
あたしの唇にすっと長く細いきれいな人差し指を立てた。
『さっきのは、秘密ね。』
「なんのこと?」
なんて聞いてみれば、
『俺、基本人前では寝ないから。
恥ずかしいでしょ?』
なんて綺麗な顔をクシャリと緩めた。