ましゅまろハート
「あ、ヤベ」


閉まり始めたドアから

素早く飛び降りる。


考え事しすぎたせいで、

危うく電車を乗り過ごす

ところだった。


俺は周りに

聞こえてしまうのでは

という程の

大きな溜息をひとつつき、

最寄駅を後にした。


頭の中でこんなに考えても、

結局、俺自身、

美波さんに対して

してあげられる事はない。


明日、いつもの様に

元気で明るい美波さんに

会えることを

今はただ祈るしか出来ない。



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