ましゅまろハート
今日の空の青さにも似た

爽やかなブルーのシャツに、

細身のブラックジーンス、

左肩に大きめのバッグを掛け

構内を軽やかに歩く。


あれから数日、

あの分厚くて目の痛くなる

シラバスと格闘し、

俺はどうにか

この1年の履修科目を決めた。


あとは無事に単位が

取れればいいのだが……。


そんな先の事は

あまり考えないようにして、

ある場所へと向かっていた。


「よう、タク。おはよ」


後ろから声を掛けられたと思ったら、

右肩を力いっぱい叩かれ

じんじん痺れる。


「おう、ヤナ」


「お前さ、

 そう言えばサークル入んねーの?」



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