ましゅまろハート
「さらさらの

 ロングストレートで……、

 くりっとした大きい瞳で……、

 口元がきゅっと上がる笑顔が

 めっちゃ可愛いコ。

 しかもほのかに甘い、

 でも爽やかにも感じる

 いい香りがして……」


「あー、分かった、分かった。

 もう十分」


ヤナは右手をひらひらさせて

俺の言葉を止めた。


「どんだけ気になるのか、

 十分分かった。

 で、

 その後そのコに会ったのかよ?」


「だから、

 “見つける”っつってんだよ!」


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