お姫様は最強です

~紫織side~








 ふぅ~~~

 準備OK~。

 ん?

 あっ、久しぶり。

 今何してるかって?

 パーティーの準備してたのよ!

 知らなかったの?!←わかる人にはわかってたと思います。

 そう。

 ……そんなことより!

 電話しなくちゃ!

 誰にかって?

 さっきから、質問ばっかりしないで自分で考えなさい!

 ─…ピッ…………♪~♪…♪~……─

『はい、もしもし。紫織さん、なに?』

「あっ、美玲さん?パーティーの裏計画のことでちょっと……。」

 裏計画。

 つまり、結奈ちゃんと竜也の婚約のこと♥

『うん。それで何?』

「あのね、私達って竜也たちのことで会議するでしょ?」

『会議って……まぁいいわ。それで?』

「それで、会議するには結奈ちゃんと竜也がいないところでしなきゃダメじゃない。」

『そりゃそうでしょうねぇ。』

「でしょ?でも、場所をうつして話し合うにしても、私達がいなかったら結奈ちゃんと竜也が不審に思っちゃうかもしれないじゃない。」

『うんうん。その辺はだいたいわかったからズバッと言ってちょうだい。』

 ズバッと?

 ズバッと言うと……

「桃山家と姫川家のパーティーの予定だったけど、結奈ちゃんと竜也の友達いっぱい来るようになったから♪」

『……えっ?』

「ユリちゃんと圭人君と………の18人くらいくる予定だから。」

『はっ?えっ?どういうこと?』

「だから~結奈ちゃんと竜也が怪しむ余裕をなくそうってこと!」

『ふぅ~ん、そういうことならべつにいいけど。どうせ人数少なかったから大勢のほうがいいわよね。』

「だよね!美玲さん、子供たちいてもいいわよね?」

『ええ、いいわよ。結奈にも言っておくわ。』

「さすが美玲さ~ん。そう言ってくれると思ってたわ!ありがとう!」

『紫織さん、大袈裟よ~。……それより、そろそろ行っても大丈夫かしら?』

「ええ、大丈夫よ!早く来てね!」

「わかってるって。じゃあ、今から行くわね。」


 ─ガチャッ…─

 よし!

 ほんとのほんとに準備OKーーーー!

 あとは美玲さんの到着を待つだけだわ!






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