お姫様は最強です

~結奈side~




「…んっ…んにゃ?…」

 あれ?

 ここどこだ?

 前が見えない……

 え~っと………あっ、夢みてて起きたのか。

 なるほどなるほど。

 1人で勝手に解決し、周りを確かめるために頭をずらしてみた。

 薄暗くて見えない。

 手も動かしてみる。

 ん?なんだこれ?

 手で触っているものの方を見てみると、そこには手があった。

 なんでこんなところに手が?

 てか誰の手?

 ココに手がある理由は何?

 ………………………

 あっ!!!!!!!!!

 恐る恐る頭を上に上げてみると………

「あ゙っ。」

 思った通り、竜也いましたよ。

 ばっちり起きてます。

 しかもめっちゃ笑こらえてます。

「おはよ、結奈。なにしてんの?」

 なにって言われても…

「触ってるだけですけど、なにか?」

 開き直ってやろっと。

「開き直るな。」

 バレた~~☆

「悪いのはそっち!も~、竜也こんなところにいなかったら触ってなかったのに!竜也のせいだ!」

「逆ギレかよ…」

 ふんっ。

 知らないし!



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