狐ノ巫女
第3章
当日。第2夏祭りの夜。

私たちは神社の裏の方へ向かった。

「んじゃ始めるか。」

光君が、近くの木にもたれて言った。

「うん。

『神ニ捧ゲヨ。ヒュールラ、ヒュールラ。
神ハ、オ前を待ッテイル。
オ前ハ“生贄”。神ニ選バレシ“生贄”。

神ニ捧ゲヨ。葉ガ散ル前ニ…。』」
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