初恋 ~幼馴染みへの恋~

ガチャッ─…



悠が慣れた手つきで家の鍵を開けた


「入って。」


「お邪魔しまーす。」

と言うと「いつもは言わないのに…」って笑われた


「折角、玄関から入ったしな。」


「いつも窓からだもんね。」

悠が笑みを浮かべながら、家の明かりをつけた


「俺、どこで寝たらええ?」


「ベッドでいいよ?」


「いや、それは遠慮する。」

悠に悪いし。


「遠慮しないでよ…」

悠が少し困った顔をする


んな顔されたら従うしかないやん…。


「分かった…」


「良かったぁ…。

ほら、早く寝よう?」

悠が俺の背中をおす。

そうとう、眠いらしい。



俺と悠はすぐに眠りについた。




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