初恋 ~幼馴染みへの恋~


~♪~♪


「んぁ?」

悠の携帯の音で俺は目が覚めた


部屋を見渡すと、悠の姿はない。

代わりに、一階から味噌汁の匂いがする。


朝飯作ってるんか…。


俺は悠の携帯を握って、一階に下りた


「あ、流樹くん、おはよう。」


「はよー。携帯、鳴ってたで?」


「あ、部屋、置きっぱなしてたんだ…」

と言って俺が渡した携帯を開く。


「上原?」

男からやないよな…?


「うん。そうだよ。」


「上原ってメールとかしなさそうやのにな。」


「結構するよ?」


「へぇ…でも、悠がせぇへんやろ?」


「うん。」

悠、器械とか好きじゃないらしいし。


「ご飯出来たし食べよう?」

悠が机に味噌汁とご飯、玉子焼きとしゃけを並べた。


「いただきます…」


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