初恋 ~幼馴染みへの恋~
「あ、流樹もう来てたんや…。ちょっと来て。」
「んー。」
俺は気のない返事をして渓斗の方に行った。
渓斗は無言のまま俺の前を歩く。
俺はその渓斗についていく。
ついた先は屋上。
晴れててメッチャッ気持ちいい。
青い空に白い雲がゆっくり流れてる。
悠が好きな天気や…。
悠は雲一つない青空より雲が程よく流れてる方が好きならしい。
ちっこい頃言ってた。
「流樹?」
渓斗が俺に声をかけた
「ん?なんや?」
だいたい、なんとなく、予想はつくけど。
「は…悠ちゃんってメチャクチャ可愛いよな…」
って顔赤くして言った
ベタ惚れしてるやん…。
「珍しいな、渓斗が本気で誰か好きなるとか。」
「ってゆうか、初めてやし…」
「悪いけど、俺は協力せぇへんで?」
「え…? なんで?」
「分かってるやろ?」
「……まぁ……」
って俯いて言った