私の隣
「憂っ」


泣きながら抱き着いて来たのは蜜華だった。



「蜜華…変わってないね。」


「憂−…
 やっと憂の声聞けた…。」


ごめんね蜜華。


心配かけてごめん。



「ママ…。
 老けた?」


私の言葉に泣きながら『生意気言うな!』と言い頭を撫でてくれた。



「あーちゃん金髪似合わない…。」


「憂姫ぇ…
 やっぱ茶髪のがいい?」


あーちゃんは私の頬っぺたを引っ張った。


蜜華に怒られたのは言うまでもない…。

< 298 / 330 >

この作品をシェア

pagetop