私と彼とその彼女

1

「おはよう!千春。今日は気合入れてるね」
「おはよう~、桜!気合なんか入れてないよ~」
{さっすが桜!わかってくれてる^^}
「ふ~ん・・・。まっ、行こ?」
「うん!!」
私たちは、これから南高校の入学しきだ。
2週間前とは違う通学路に2人とも、ワクワクしながら歩いて行った。


「いっぱい南高の人がいるよ!千春」
もうすぐ南高なので、そこの生徒がいっぱいいた。
「わっ!ほんとだ・・・。すご~い!!見てみて!あの人チョーきれいだよ」
「ほんとだね^^でも千春はさっさと:イイ人:を探さないと」
{図星・・・早く見つけないと!}
「千春?ち・は・る!」
「えっ!あっ!そうだったね^^あはは」
「も~。千春はいっつもそうやって:イイ人を見逃すんだから!」
「そうだね^^ぜったい、イイ人見つけるよ。桜もね」
「はいはい。」
「やくそくね?」
「うん。約束」
こんな会話をしながら私たちは、南高に向かおうとした。

その途中・・・

「お~~い!」
後ろから大きい声がした。しかも男子。
「ねぇ、桜。今、私たちを呼んだ人って・・・」
「うん。絶対:隼:だよ・・・」
「えっ!同じ高校だったっけ?」
「知らない。でも隼だよ」
今、桜と話していた:隼:は、私たちの幼なじみ。いわゆる、うざキャラ。
でも、意外とモテ男。で、頭も賢いしスポーツ神経抜群。完璧な男。
なのだ。フルネームは、;桐田 隼:
{なんで、隼と・・・}

「お~~。またー、お前たちと同じか!」
めっちゃくちゃ、発言がむかつく!!
「はぁ?!また、あんたと一緒?最悪・・・」
「最悪だと?桜。お前はこの俺にそんな事を言っていいのかな?ここで、あの事をさけんでも・・・・」
「あ~~~~~!!すみません!」
桜が慌てて行った。
「えっ!あの事って何?」
「あ~。千春は知らないのか。あのな~、桜は・・・」
<バシッ>
「もっ!いらん事言わないでいい」
桜が勢いよく隼をたたいた。
「いった~~」
隼は、大げさに頭を抱えた。
「はぁ?隼が悪いんでしょ?」
「俺は、千春が教えてって言ったから言おうとしただけ~」
「だから!!」
「もういいよ^^」
「「はぁっ!!」」
2人が声を張り上げて私に行った。
「あははっ^^いつまでたっても、仲がイイね。桜と隼は」
「あっ!ごめんっ。千春。もう、隼なんかほって行こ!!」
「うっうん!」
私は桜に急いでついて行った。
まぁ、隼と一緒に行きたくなかったのもあったけど・・

この時、私は学校に初恋の人がいるなんて思ってもいなかった。




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