私と彼とその彼女

2

<ピロリーン>
携帯の音で目が覚めた。
「う・・・ん?誰だろ」
携帯を見ると楓だった。
[おはよ~^^今日はいよいよ夏祭りだね!で、紅葉は蓮と行く事になったから。
で、夏祭りだから絶対に浴衣できてね!よろしく^^]
え~!
浴衣!?
あ~あ・・・
お母さんに言わなきゃ。
「ねぇ、今日、夏祭りじゃん?」
「あっ。そうね」
「でね、さっき楓からメールが入ってきたんだけど」
「何?」
「浴衣を着ていく事になったから、着せて?」
「わかったわ」
「ありがと」
「じゃあ、何時から着せたらいいの?」
「え~と・・・今はわかんないから、また、言う」
「はぁ~い」
よかった^^
髪の毛どうしようかな?
あっ!
楓に返事しなきゃ!
[返事遅れてごめん!浴衣OKだよ。何時に集合する?]
送信!
今日は楽しみだな~^^
<ピロリーン>
楓だ。
[6時ぐらいに○○公園で]
○○公園か~。
じゃあ、浴衣は5時ぐらいに着せてもらおっと!
[了解!]
楓に返信をし、お母さんに5時ぐらいに着せてと言い、私は雑誌を見て髪をいじっていた。
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