桜が舞い散る
考えても考えても分からない。



「桜ちゃん何かあった?」



巧に言われた。



車では誰にも聞かれなかったのに。



その前にみんな寝てたけど…



「ん~ちょっとね。
巧こそさっきからパソコンばっかりで何かあったの?」



「あ~そうだね。桜ちゃんにも話した方がいいかもね。」



「ん?」



「よーく聞いてね。驚かないでね?」



「え~分かったわ。」



「あのね?今日いきなり桜ちゃんの情報が広がったんだ。」



「……情報?」



「そう。桜ちゃん…いや《冷姫》の情報が…名前に年齢…そして通ってる高校も…」







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