愛してるの詩―アイシテルノウタ―
陽翔の詩
――HARUTO――

朝っぱらから
イライラする…

なんであいつに
抱きつかれてんだよ。
気をつけろって言っても
分かってねぇし。


李菜は昔から
やたらモテる

だから付き合っても
大抵他に男がいるとか
噂を流されてフラれて

フラれるたびに
泣いていた。

俺は物心つく頃には
すでに李菜が好きだった
けど李菜は俺の事
幼なじみとしか思っていない。

でも俺はそれで良かった
幼なじみとして
ずっと側にいれるなら
ずっと側で守れるなら
このままの関係でいい

そう思ってた…


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