俺様教師の甘い罠




「 話しにくいなら・・・いい、ですよ 」


「 澪? 」


「 ・・・・・少しずつでいいです 」




急に色んなことを知ってしまったら
きっと混乱してしまうから、と
そんな理由をつけて




私は、先生の首に手を回した。




「 ───────────・・いや、でも・・・ 」




知らなかった。




私はこんなに嫉妬深くて
先生に溺れている。




「 愛は・・・・・ 」


「 直斗 」




先生がその名前を呼ぶたびに
胸が痛む。




< 167 / 216 >

この作品をシェア

pagetop