俺様教師の甘い罠




「 ・・・・・・よ・・・ 」


「 なに? 」




静まり返った部屋に響いた
弱々しくか細い声に
先生が首を傾げた。




「 ・・・妊娠喜んでくれたの
  ナオちゃんだけだったよ・・! 」




バッと顔を上げた彼女の目からは
涙が溢れ出していて、
細い体は震えていた。




その瞬間、繋いでいた手が
強く握られた。




「 同じように言ったの。
  隠してたこと全部、全部・・・!
  だけど2人とも子どもなんか
  どうするんだって・・・
  ナオちゃんの家に行ったら
  ナオちゃんはもういなくて・・・っ 」




もう頼る人がいなくて。




顔を覆う彼女の手は小さかった。
まだ未成年で、何より親が居なくて。
家族が、いなくて。




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