空と天使と悪魔くん



「双海は隣街に引っ越す事になった。つまり転校だ。短い間だったが何か言いたい事はあるか?双海。」



そんなもんないのに…


どうせみんな悲しんでるフリして


どうでもいいって思ってるんだから。


あたしもだし!



「…短い間でしたがみんなと過ごせて楽しかったです。」



ありきたり…



「じゃあこの学校で過ごす最後の1日、存分に堪能していけよ?双海。」



「…はい。」



あたしはこの日いつもと変わらない日々を過ごした。


いつもと違う事といえば、


さくらが泣きながら抱きついてきた事くらい、かな?


さすがにあれは困った。


どういう反応していいのか分かんないから。


んで今、自分の部屋で荷造り中~


荷物少ないから楽ちん♪


ベッドとかは業者さんたちが運んでくれるし!


新しい家ってどんなだろ?


めっちゃ楽しみ~♪






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