Material Boy
「ん?何?」


野乃がぼんやりと遥火を見つめていると、

それに気づいて野乃の頬を突っついた。


「や、、、あ、、

 山根くんに、「そういう関係」なんて言われちゃった。

 でも、あたしたちってどういう関係かなって、

 考えちゃって、、」


「お前しつこいな、恋人だろ。」


「えっ!!」


「何驚いてんだよ。」


「だって、滝沢さんわかりにくいっていうか、

 あまりにも自然で、

 アメリカの人は誰にでもこうかなあと思って。」


 

< 151 / 228 >

この作品をシェア

pagetop