神様に私の全部を奪われた。【番外編】





「……っ」


静まり帰った雰囲気の中、リアルに聞こえる音は私の胸をドキドキとさせ…



チラリと紫音さんを盗みみれば、普段おろしているか結んでいる髪の毛を


今は、湯に浸からないようにゆるく結んでいて


普段見られないその姿はとてもセクシー


「…………っ」


広い肩幅とか、首とか、腕とか…あれにいつも抱かれていると思うと…



「………っ」



……って!


わたしってばなにを見ているんだろうっ



紫音さんにに気づかれないように首をふり息を飲むとクスリと笑う声がする



「…変態…チラみなんてな」


「……へ?」


「みるな、触るなって言いながら自分はみるのか?」


「え…あ、いえ…そ、そ、そんなつもりは!」


てか、気づいてたの!?


後ろに目があるのか不思議なほど鋭い言葉に何もいえなくて…



小さくなりながら、ボコボコと口から息をはく



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